県立新津工業高校では マイスター科に学ぶ1年生が毎年夏休みに
三条鍛冶道場で体験実習を行い 三条鍛冶マイスターの指導の下 その技術を習得している。
今年も40名の生徒が 20名づつ2回 それぞれ2日間の実技を行い 全員がMy包丁を造り上げた。
1日目の和釘造りやスプリングハンマーの使い方の作業では おぼつか無い手付きに 師範も心配そうに指導していたが
2日目の包丁作りでは すっかり職人の顔になっていた。
引率の先生も終了挨拶の中で 僅か2日間の中で変わってゆく生徒の顔つきに触れ
向上心とその成果に成長を感じたと述べられ 最後に鍛冶道場の師範からは
先輩から受け継がれて来たこの実習の成果を 今度は来年入学してくる後輩に
自信を持って伝えられる先輩になってくれるようにと 期待を込めたエールが送られた。