越後三条鍛冶集団『技術展』始まる           2012.06.28〜30
待望の展覧会が始まった。
今年の春 国の定める「伝統工芸師」に4名が認定された『越後三条鍛冶集団』による
集団結成20年目にして初の「技術展」だ。
日頃 三条鍛冶道場での撮影でお世話になる顔馴染みの方々が 一堂に会して技術を発表する。
オープニングセレモニーでは 小林会長の挨拶の後 国定三条市長に続き斉藤三条商工会議所会頭の祝辞があり テープカットに。
テープカット用のハサミには 会員の作成した木鋏みが使用され ここにも集団の意気込みが感じられた。
いよいよ開場 展示会場には鍛冶集団会員35名25社が自社の製品を展示した。
 28.29日はバイヤーズデー 30日が一般公開となる。
初日の開会直後から全国から駆けつけたバイヤーが 各社のブースで製品の説明を担当者に求める姿が相次ぎ
関心の高さを伺わせた。
出展された製品は 包丁や鎌 鉈などの家庭用刃物のほか 鑿や彫刻刀 小刀など専門用や
農具の修理などを専門に手掛け業績を伸ばす会社や 世界中から引き合いのあるv爪切りを製造する会社などの商品が並ぶ。
また 三条鍛冶集団は その技術であらゆる製品作りを受注し 特殊な製品も作り出しており
園芸農家には 果実を傷める事無く 果実にヘタを残さずに切り取れる「梨のヘタ取り用のハサミ」や
養蜂業者が 蜜蜂の箱の隅まで着いた蜂の巣を取り出し易いように 刃先を工夫した「包丁」など
あらゆる分野の要求に応えて製作された商品も並べられている。
この展覧会の開催が決まった時から期待に胸が高まり 我々も「食」で協力できないものかと考えていた。
そこで急遽仲間を募り この展覧会に訪れるバイヤーに向け「割引食事券」を発行し
この機会に 三条の『味』を楽しんでもらい もうひとつの三条の魅力を知ってもらう企画を企てた。
今後 地元で開催されるイベントの際には イベントを盛り上げ そして 三条市の活性化にもつながる
こうした企画を 内容の充実を図りながら推し進めて行きたいと考えている。