カムバック サーモン!              2013.03.07
信濃川中流域の市町村が交流・連携を図る信濃川火焔街道連携協議会が主催する「カムバックサーモン事業」が
下田地区の日瑞川で行われた。
放流には 三条市立大浦小学校の児童40人ほどが参加 サケの稚魚25,000尾を放流した。
この日は朝から好天に恵まれ 絶好の放流日和?(笑)
10:30に放流の予定だったためシャッターチャンスを狙ったが 学校からの到着が送れ
生憎 放流の画像が取れなかったが 五十嵐川漁協での稚魚の積み込みを撮る事が出来た。
昨年採卵し孵化した稚魚が8つの飼育槽で飼育されていた。
幅2m 長さ20mほどの飼育槽には それぞれ25万尾が飼育されているという。
伺った時は丁度飼育槽の掃除をしているところだった。
掃除機の先を付けたポンプで 槽の底に溜まった稚魚の糞を吸い取る作業だ。
全ての飼育槽の底を毎日行っているという。
そして 毎日死んだ稚魚の数も確認し記録している。
飼育槽の掃除を怠ると病気の発生につながり 抵抗力の弱い稚魚は直ぐに死んでしまうらしい。
掃除に使うブラシや ごみを寄せるレイキなど 水槽に使う道具は一つづつ丁寧に消毒して使う。
鮭に対する思いやりや気の使い方は並大抵のものではない。
もっとも ここまで育てて死なれては一冬中休みなしに育てた苦労が水の泡となってしまう。
全滅を防ぐために8槽に分けて分散飼育している。
この日は 25000尾が放流される。
5〜6cmに育ってはいるものの 1gに満たない稚魚をいたわるように網ですくい 軽量した後 移送用の水槽に放つ。
この日放流する日瑞川は大浦地区の馬場谷を流れる五十嵐川の支流だ。
漁協組合員は 稚魚を届けると直ぐに冷たい川に入り流れを堰止め 子供たちが放流しやすい場所を作る。
これは 稚魚が水温の低い川の水でショックを受け流されるのを防ぐ役目もする。
仕事の一つ一つに稚魚に対する愛情が感じられる。
そこにようやく子供たちが到着 信濃川火焔街道連携協議会関係者の挨拶の後 五十嵐川漁協の山井組合長が挨拶 
『 昔は川に魚がいて当たり前でしたが 今は魚の住めない川が増えている。 』
と 自然環境の保護の大切さを訴えた。
つづいて 飯塚副組合長が鮭について子供たちに分かりやすく説明した。

ここで営業時間が迫ったためやむを得ず退却 放流まで確認できなかった。
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