いいカッコー!               2013.05.25
トキの雛の巣立ちも間近とニュースで報道されている。
我が家の前に置く小鳥の餌台にもスズメの親子が頻繁に餌を求めにやって来るようになった。
そんなこの日 東の空が赤く焼けた色に目覚めると 隣の建物のTVのアンテナにカッコーが止まり 盛んに鳴きはじめた。
毎年 この場所で澄んだ声を聞かせてくれる。
今年最初の確認だ。
この鳥は 河原の葦原にいるヨシキリの巣に自分の卵を生み付け その鳥に雛を育てさせる『托卵』という習性を持つ鳥だ。
私が時々撮影に行く三条乗馬倶楽部でよくこの鳥を見かけるものの 市街地にはいない鳥と思っていた。
しかし 3年ほど前から我が家の窓から見えるこの場所に飛来し よく鳴くようになった。
水害以来の河川改修に伴い 瑞雲橋下流の草原が刈られ ヨシキリも見かけなくなり 托卵する相手がいなくなり
今年はもう来ないだろうと心配していたが今年も姿を確認 そして その理由も判明した。
ご覧のように 同じアンテナにもう一羽の鳥が・・・
どうやら 八幡宮周辺に多く棲み付いているオナガに雛を托しているようだ。
したたかな知恵を働かせるカッコーも 自分の雛を無事に成鳥にまで育ててもらえる確立は5%程度らしい。
この日飛来したカッコーは 托卵が済んだのか 里親を探している最中か・・・
どうやら この目を見ると まだ探している最中のようだ。