夏越大払 八幡宮               2013.06.30
6/30 この日で一年の半分が終った。
この日 日本全国の神社で『夏越大祓』の神事が行われる。
ここ 三条八幡宮では夜10時から神事が始まる。
拝殿には氏子や商工会議所会頭などが集まり 拝殿の前には健康を願う市民が集まる。
夜10時ということもあって参拝者の数は少ないが 予定通り神事は厳かに始まった。
藤崎宮司による祝詞に始まり 参拝者が奉納した人形(ひとがた)に記された名前を一枚づつ読み上げ櫃に納め
その後 参拝者の玉串奉納へと続く。
拝殿での神事が終えると 宮司と御神火を先頭に参拝の列が参道に設えられた茅の輪を 8の字を描くように回る。
そして その列は神殿裏に設けられた四隅を竹で囲まれた結界の中にある焚き上げ場へと進んだ。
お焚き上げでは 宮司が唱える祝詞と共に櫃に納められた人形を火の中に入れて行く。
暗闇の中 燃え盛る炎で宮司の額には汗が光り その灯かりを写す宮司の顔は紅く神秘的に写し出された。
全ての人形を焚き上げ 約1時間で神事を終えた。
八幡宮で行われる祭事で この夏越大祓は全て静寂な空気の中で行われ 悠久の時の流れを感じさせる厳かな神事だ。