三条鍛冶道場で市内の小中学校の教師が参加する『包丁砥ぎ講座』が開かれ 50人ほどの教師が参加した。
持参した学校で使用する包丁や自分で使う包丁など 各自2・3丁づつ持ち寄り
鍛冶道場の師範の指導の下 包丁砥ぎに挑戦した。
参加した教師は おそらく包丁砥ぎは人生初と思われる様子で 恐る恐る 持参した包丁を手に砥石に立ち向かった。
持参した包丁は 恐ろしく刃こぼれしたものや 刃先の曲がったもの 錆付いて到底切れそうも無い代物などさまざま。
素人では手に負えないものは師範が機械を使ってある程度下ごしらえを施し 仕上げを各自に任せる。
最初に 包丁の持ち方から手の添え方を講師に手解きを受け砥石に向かうものの いざとなると おっかなびっくり。
手を切らぬように 手を切らぬようにと そろりそろり・・・
『そんなことではいつまで経っても刃が付きません』とハッパをかけられ 砥ぐ手に力を込めてゆく。
コツをつかむと砥ぎ方もリズムカルに・・・
仕上げは 息を止めるほど慎重に砥ぎ上げ 試し切りでは 切れ味の貌変に歓声を上げていた。
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