献灯祭             2014.01.14
前日からの雪と この日の冷え込みで何とか献灯祭の風情が保てた八幡宮境内 仕事を終え1時頃の参拝だったが
やはり 雪景色の中で見るローソクの炎は味わいを感じる。
以前 15日が祝日だった頃は朝6時まで営業し その後ようやく参拝ができたものだった。
数年前の祝日の移動により 小正月の行事も様変わりしてしまった。
この時間はまだまだ忙しさの盛りで 本寺小路の営業主やホステスさん そのお客さんでごった返していたものだった。
この日は 八幡宮の入り口で その頃お客さんになってくれていた寿司屋さんのご主人と顔を合わせ
この時間に ほとんど人影の無くなった八幡宮の献灯祭の変わり様を悲しんだ。
本殿で参拝し お焚き上げ場で御札と古い注連縄や正月の飾り物を燃やし
その奥にある金山神社を参拝する間 すれ違った参拝客はわずか数名 10人にも満たなかった。
こんな状況の中でも 一晩中ローソクの火を消さないよう また 熔けた蝋が床に零れ落ちないように
明け方まで作業に当たる八幡宮の世話方の人達の苦労には頭が下がる。
伺ったところによれば 今年の人出は昨年と変わりなかったとか・・・
しかし 今年は雪が無い分 冷え込みが体に堪えると言っておられた。
帰り際 鳥居から空を見上げると この日に相応しくないお月様とお星様が 誰もいない八幡様を見下ろしていた。