3回目の半旗             2014.03.11
3年目の3.11がやって来た。
被災地のあの日を思わせる寒い朝だ。
この日も 三条市総合福祉センター内にある被災地交流施設『ひばり』へ献花に出かけた。
『ひばり』には 慰霊祭にあわせ 献花に訪れる人のため白菊が用意されている。
本来なら 白い菊の花を手向けるのが亡くなられた方々への弔いの礼儀なのかもしれないが
7.13水害慰霊祭や3.11震災慰霊祭には 少しだけ色気のある花を用意するようにしている。
この朝9時に献花に訪れたが やはり今年も最初の訪問者となった。
被災地の方角を背に設けられた献花台に花を手向け 亡くなられた方々へ静かに手を合わせた。
その後 『ひばり』の代表を務める佐竹さんにお話を伺うことが出来た。
佐竹さんによれば 福島県南相馬市からの大勢の避難者を快く受け入れ
親切に接してくれる三条市民の方々には 避難者全員が本当に感謝しており
避難生活3年目を迎え 避難者に『和』の心が芽生えていると述べておられた。
突然の避難指示の下 見知らぬ町に着の身着のままで送り込まれた生活は
どんなにか不自由で どんなにか不安だったことかと想像する中
避難者の方からこの様な言葉を聞かされると 一市民として本当に嬉しく思える。
そして 辛い思いを抱いて生活する南相馬の方々にとって 三条の地が
『心 和ませる 三条』であり続けるために支援を続けようと 誓いを新たにする一日となった。