大きくなって戻っておいで             2014.04.06
三条リバティーライオンズクラブと五十嵐川漁協による鮭の稚魚の放流が行われた。
同クラブは毎年 五十嵐川漁協が飼育した稚魚の放流を行っており 今年も大崎地内の渡瀬橋上流右岸で30名ほどの参加を得て行った。
この日は 朝から小雪のちらつく悪条件だったが 水温は気温を上回る8℃と放流には好条件。
漁協で飼育する際の水温と五十嵐川の水温が同じになるこの時期を見計らって毎年行っている。
体長10cmほどに育った稚魚10万尾が放流された。
車に積まれた水槽から放流用のバケツに移される際には ピチピチと暴れまわる稚魚も 川に放されると一斉に本流へと泳ぎだす。
中には 方向感覚を無くし 岸に向かって勢いよく突進して砂地まで飛び上がる稚魚もいる。
しかし 川の水に馴染むと全ての稚魚が本流へと消えていった。
この日放された10万尾の稚魚は 20日以内に海に出ると言われ 成長して放流された川への回帰率は0.4パーセントという。