初雛飛来確認             2014.05.18
17日 初めて雛を確認した。
前の植え込みに設置した餌場に小鳥が集まる。
冬には7〜8種類の鳥が確認できる。
この時期になると産卵・抱卵のため餌台に来る鳥は2〜3種類に減り 雛に与える餌の違いか スズメが主になる。
最近 餌を運ぶ回数が激しくなり 与える餌も1日2回のところ5〜6回与えても足りなくなってきていた。
新聞等では 佐渡のトキの巣立ちが伝えられ スズメも間近と予想していたが ようやく姿を見せてくれた。
これから暫くの間 スズメの親子の感動シーンが繰り広げられる。
雛が一羽の親は比較的楽に餌を与えられるが 2羽になると それはそれは大変な重労働だ。
餌台には黒山のように鳥が集まり争奪戦が繰り広げられる。
餌を確保する間は雛を安全な場所に隠れさせるが 餌がほしいあまり後を追って物陰から飛び出してしまう。
地上からは猫 上空からはカラス 天敵が雛の動きをうかがう。
普通は 木の枝の中に雛を待たせ 外敵から守って餌を与えるが  待ちきれずに地上に降りてしまう雛も居り こうなると親鳥も大変だ。
幸い 私を餌を与えてくれる人間として認めるスズメもいて ある程度近づいても逃げないため
時として この様なシーンを写真に収めることができる。
親鳥は 何度も何度も餌台を往復し 甲斐甲斐しく餌を与える。
この時期の雛は産毛がふっくらしており 親鳥の大きさを越えている。
上手く食べられない雛には 大きく開けた黄色いくちばしの喉の奥まで餌を入れてやる。
その姿は まるで親鳥を飲み込んでしまうかのようだ。(笑)
こんなシーンがもう暫く続き この次に繰り広げられる親離れの感動シーンも見逃せない。
スズメ達が降りていた上を見ると コムクドリの親子が木立の中で休んでいた。
疲れて休んでいたのだろうか 上空で鳴くカラスの声に驚いて飛び立つと すぐにカラスがその後を追った。
無事に巣立ってくれることを祈って見送った。