スパイスが街を変える             2015.03.20
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室が主催する「スパイスカフェ」に学ぶカレーとスマートウエルネス
講習 講演会が19日(19日の様子) 20日の両日 体育文化センターと三条鍛冶道場で開催された。
19日は 夜の開催のため参加できなかったが この日の試食開に参加した。
講師は 東京都墨田区でカレー専門料理店「スパイスカフェ」を営む 同店オーナーシェフの伊藤一城氏。
流石に人気シェフの講習会とあって 定員30名をはるかにオーバーすし詰めの講習会場となった。
この日のメニューは 常温で提供するクミン茶 前菜3種 カレー4種に デザート3種 ほかに 温かな飲み物 チャイ。
それぞれに 使用されているスパイスが際立っていて 新鮮ささえ感じる味に仕上がって 大変美味しく感じた。
氏は 大学を卒業後4年間一般企業に就職した後 一念発起 スパイスを使った料理店を開業するため
3年半世界中を歩き 南インド地方の料理に出会った。
そこで出会ったスパイスに惹かれ なんとか日本人に合った料理をと 
出身地の墨田区に 古いアパートを自分で改造し開店した。
今でも 毎年1ヶ月間店を閉店し 新たなスパイス料理を求めて世界中に修行に出かけるという。
今尚 真摯に味を探求し追い求める姿が 話の中で強く感じることが出来た。
そんな努力が実を結び 氏の作り出すスパイス料理が人気を呼び
当時 衰退の進む街に人が集まるようになり 次第に若い人も出店 街に活気が戻ってきたという。
街の活性化は 個の店が強くなることと説いた。
その後 『カレーをブランディングする スパイスカフェの作り方』と題し 自店の取り組みや経営方針を解説した。
講習会には 一般市民のほか市内の飲食店経営者や新潟市の営業店の参加者もあり
最後の質問では スパイスに関する質問のほか 経営に関する質問も飛び出した。
質問に答える氏の優しい話し方や物腰の柔らかさに 世界を知る一流シェフの素顔を垣間見ることができた。
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