私が越後三十三観音霊場巡りを知ったのが昭和51年でした。その頃はまだあまり知られておらず、何処の寺院に伺っても参拝する人の姿を見ることはありませんでした。
(左の本が発行されたのが昭和57年ですのでまだブームの起きる前ということがお判りいただけると思います)
かくいう私も信仰心があった訳ではなく、建物・古建築に興味がありあちこちの寺院を回っていて、その足跡を残すのに御朱印をいただく程度でした。
私は神社仏閣にお参りするときに『ああ成ります様に』『こうして下さい』というような願掛けはしない様にしています。20代に入ったばかりの頃に病気を経験し、常に今ある命に感謝し手を合わせます。
そんな訳で、大願成就の目的で観音巡りを始めたのではない為、30年もの間2ヶ寺を残して中断していました。
むしろ、全部回ってしまうのがもったいないような気持ちもあってそうしたのかもしれませんが、平成17年ようやく回りきることができました。
その記念と今までの健康に感謝してまとめました。 合掌 |