当日は、厚い雲が垂れ込め今にも降出しそうな空模様でしたが、弥彦山の脇に僅かに空が覗き光が射しています。
微かな期待を胸に通い慣れたいつもの合流点に。 川面は水の流れも無く、風も無く、時間だけがゆっくりと流れています。 『 くろ雲と 越の大地の 中に亜里 珊瑚の枝に 似たる夕映え 』 晶子
直ぐ脇にある与謝野晶子の歌碑に詠まれている詩を思い出し、彼女もこんな光景に出くわしあの詩を詠んだのか・・・・などと考えていました。 ここには、小さな憩のスポットが設けられており、近所の老人がよく訪れます。 この日もお婆さんが一人ポツンとベンチに。 『 こんな日は凄い夕日に遇えるかもしれないね。もう少し待ってみろいね。』
と、声を掛け世間話も少し・・・・
場所を変えたり、川辺りに降りてみたりしながら何枚か撮っているうちに感動のクライマックスを迎えます。