『 人生(たび)の途中で 』 2004.07.05

すぶ太が旅(人生)の途中で出会った方々との楽しいエピソードを紹介します。

茨城から鹿児島までバイク一人旅

2004.07.05 親不知ピアパークで

2006年 スウェーデン オーロラ観測紀行

鈴木 豊一 】 茨城県つくば市  筑波大 学生

富山に向かう途中、糸魚川で出会った若者と親不知までツーリング状態。
ナンバーを見れば「東伊豆町」。 早速声を掛け「どちらまで?」
鹿児島まで行くとのこと。

しばらく走って「道の駅・親不知ピアパーク」にて一休み。
茨城からの道中とのことで、何故に東伊豆?と尋ねたら実家から持って来た「カブ」なんだそうです。

今は大学が休みで、友達のいる鹿児島まで行くとのこと。茨城を昨日出発し、苗場で一泊。今日が2日目。

話をしたら今風の若者に似ず、控えめでなかなかの好青年。この若者なら無事目的も達成できると確信しました。

私がこの年齢の頃は仕事仕事で、遊びの時間など無く働き通しでした。
まぁ、そのお陰で今の生活があると納得していますが・・・

若者がこうした冒険に挑戦する姿を羨ましく思い、眩しく感じ道中の安全をくれぐれもと願って別れました。
むしろ、彼の方が私を暴走おじさんと思ったようです・・・ ハハハ

鈴木君。
無事に鹿児島まで到着することを心から祈ってます。
帰りもバイクなんだろうなぁ・・・

後日談

11月10日、鈴木君から手紙が届きました。

あの後、メールでやり取りはしていましたが、この度の新潟県中越地震のお見舞いも兼ね、わざわざ手紙を書いてくれました。地震の被災者を思いやる気遣いや、ささやかながら募金をしましたという内容で、若者の純真さが読み取れる文面でした。

また、鈴木君は来年1年間大学を休学し、この夏に回れなかった東北、北海道をやはりカブで回り、日本一周を終わらせた後、残りの期間を利用してなんと北欧を旅し、オーロラに出会って来たいという夢を持っている様です。

日本の若者が海外で色んな事件に巻き込まれるニュースを見る度、心が傷みますが、鈴木君の様に日本の外にも目を向ける若者がどんどん出てきてくれることを望んでいます。

鈴木君、一回り大きくなった君に再会する日が来ることを楽しみに・・・


鈴木君が送ってくれた写真

鹿児島 最南端 佐多岬

阿蘇山と鈴木君の愛車


鈴木君が撮ってくれた、すぶ太

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